教育機関に向けた食品ロス削減啓蒙活動 ＜第２章＞

近年の経済発展にともない増加傾向にある食品廃棄物。
賞味期限が切れた食品や家庭／飲食店等での食べ残し、形が崩れた規格外の加工食品等、「本来食べられるのに廃棄される食品」を食品ロスと呼びます。
 

 
 
平成27年度の農林水産省発表資料によると、日本全体の食品ロス推計値は646万トン。
一般家庭が購入する5㎏の米袋に換算すると、なんと12億9,200万袋分。世界全体が食料援助している量の約2倍にも相当します。
廃棄コストだけで年間2兆円にもおよび、経済的には非合理な現状と言えます。

 
この実態を受け、日本政府は『食品ロス削減法案』を2019年4月中にも成立すべく動いています。
 

（第１章からの続き）

 
＜トゥーエイトの食品ロス啓蒙活動②＞

トゥーエイトでは日頃より、お取引先各社で運営される企業ミュージアムと企業活動を広く知っていただくため、教育機関向けに通信誌『ミュージアム トリクミ通信』を刊行しております。
 
2019年1月、この『ミュージアム トリクミ通信』の裏面に食品ロス啓蒙記事を掲載。中学校、高等学校あわせて8,050校に送付し、食品ロスの現状や教育機関食品ロス削減に向けた理解と協力を訴えました。
 

裏表紙に、農林水産省の食品ロス啓蒙『ろすのんロゴマーク』を掲載するとともに「食品ロスの現状」と削減に向けた取組みを訴求。
現場教諭からは、「食育指導の中で児童生徒たちに、食品ロス削減の重要性を伝える良い機会になった」とのご意見をいただいております。

 
＜食品ロス啓蒙活動を通じた学び＞

 
私たちはこれまでも、教育機関と連携して様々な企画を実施してきましたが、こうした教育機関とメーカーの声を受け、自社として今後、『食品ロス』の削減に取り組むことは、トゥーエイトならではの社会貢献活動であり、また日頃協力いただいている教育機関への有益な啓発・還元になるのではないかと考えました。
 
※消費者庁に本活動をご紹介いただきました（リンク先 下段「民間等」に掲載）
教育機関と飲料・食品・製菓メーカーをつなぎ食品ロス削減を教員や児童・生徒等へ啓発
本活動の実施事例（ＰＤＦ）
 
そして、私たちはメーカー各社や協会団体の食品ロス削減に向けた取組みの数々を知り、また消費者庁を訪問。食品ロスの現状や課題等をご教示いただいたうえで食品ロス削減に取り組むことを決め、その宣言として農林水産省が推進する『食品ロス削減国民運動（NO-FOODLOSS PROJECT）』に参画し、ろすのんロゴマークの使用許諾を取得いたしました。
 

『ミュージアム トリクミ通信』や日頃の教育機関とリレーションを取る中で「賞味期限は近いものの廃棄する必要のない、食品／飲料／製菓の無料提供」について受入れ希望校を募り、日本全国約5,800拠点の受け入れ先を登録（2019年3月時点）しております。

 
＜今後のトゥーエイト『NO-FOODLOSS PROJECT』活動＞

トゥーエイトでは、今後も全国の保育園・幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学に食品ロスの現状を伝え、そして食品ロス削減に向けた取組みを啓発する活動を継続していきます。
　　　　　
ご賛同いただける教育機関や企業のご担当の皆様、お気軽にトゥーエイトまでご連絡ください。
 

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