高校生対象のｅスポーツ大会開催に伴い、存在する全ての高等学校に対し大会概要チラシとポスターを発送。追いかけの架電を行い教員から生徒への大会周知を促すことで、参加校アップに繋がった。

高校生を対象としたｅスポーツ大会の2回目大会の「大会告知事務局」として、全国に存在する約5,000校弱のすべての高等学校に対し、大会概要チラシとポスター、参加意向確認書を発送した。
チラシの発送だけでなく、全校に追いかけの電話も実施。先生方に対しｅスポーツや大会の魅力をアプローチし、生徒への告知を促した。
2020年度はコロナ禍による全国的な休校になったため、休校明けから勧奨を開始した。授業の遅れやｅスポーツに対するマイナスなイメージから消極的な学校が多かったが、文部科学省が後援についていることや、すべてオンラインで安全に進行という点に安心感をもった先生が多く、最終的には告知をしてくださる学校も多数あった。
結果的には2019年度の第1回大会の参加校・参加チームを上回り、昨年対比121％を達成。

 

商品

高校生対象ｅスポーツ大会告知

プロモーションルート

高等学校（高校）

実施時期

2020年5月中旬～7月中旬

ターゲット

高校生

 

実施エリア・場所

全国高等学校 4,931校

実施内容

・全国の高等学校4,931校へ、大会概要チラシとポスター、参加意向確認書を発送。
　※弊社と既にやり取りをしている学校へは、いつもの窓口の教諭宛に発送。
・参加意向確認書の戻りがない学校へ架電。大会の説明を行い、生徒への告知依頼と参加意向確認書の返信を依頼。
・日々の架電進捗をクライアントさまへ報告。同時に応募状況も共有いただく。
・参加確度が高そうな学校への2回目のアプローチ架電を行う。
・締切日延長の連絡を参加確度が高そうな学校へ行う。（学校によっては3回目の架電）

配布数

チラシ発送数：　246,550枚
ポスター発送数：　9,862枚

実施先や受け取り手の反応

【プラスの反応】
・今年は文化祭も中止となったので、ｅスポーツ大会への参加検討しています。
・学校に環境がないので掲示していなかったが、スマホだけで出来るならポスターを掲示して生徒に案内します。
・ポスターがあると生徒に周知し易いので助かります。これから掲示します。
・文部科学省後援なのであれば、生徒に告知してみます。

【マイナスの反応】
・eスポーツに精通する教員もおらず、学校としての参加はない。
・管理職から反対意見が出ている。コロナで授業も遅れているため、このような大会を勧めるわけにはいかない。
・時代の流れという事は充分に理解しているが、本校の生徒にとっては悪影響を及ぼすと考え、学校としては参加はしません。

考察

■新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルス対策により高校も全国的に休校になったため、学校への勧奨は休校明けの6月から行った。学校の反応としては、「休校で授業が遅れているため告知は出来ない」というところが多くあったが、学校は関与しないが告知だけなら可能という学校が大多数であった。「文部科学省後援」というのも、告知の後押しに繋がったと考える。

■先生方のeスポーツに対するイメージ
勧奨前はｅスポーツの認知度自体低いのではと予想していたが、実際はｅスポーツ自体はご存知の先生が多かった。ただ、「要するにゲーム」ということで良いイメージを持たれていない先生が多かったため、集中力やチームワークなど、ｅスポーツを通して成長できることをチラシなどを通じてアピールするとイメージが変わるのではと感じた。
また、「ハイスペックなPCが必要」というイメージも強く、タイトルによってはスマホや家庭用ゲーム機で気軽に参加が出来ることも、強く周知する必要があると感じた。

■先生方の負担軽減について
今回弊社は「告知事務局」であり運営事務局ではないため、エントリー等運営に関する問い合わせには一切回答が出来ず、公式サイトのメールでの問い合わせを案内していた。
ただ、授業や部活等で多忙な先生にとってPCや携帯からのメール問い合わせは負担が大きく、結局告知事務局へ問い合わせをしてくる先生も多かった。
先生の負担を取り除けるよう、チラシなどに「よくある質問」を載せたりすると良いのではと感じた。