大手菓子メーカーによる「今どき高校生のバレンタイン意識調査」を目的とした学校内グループインタビュー。放課後教室で男女高校生のリアルな意見を引き出し、自社商品販売戦略のヒントを得た。

菓子商品の売り上げ事情をふまえ、今後の販売戦略のヒントを得る事を目的に現役高校生に対してグループインタビューを高等学校3校で実施。バレンタイン事情をヒアリングしたり、CMやポスターなどプロモーションツールについても率直な意見感想を求めた。また、趣味や好きな芸能人、最近関心があることなどのアンケート調査も行ない、今後プロモ―ションを行う上で参考となりえる材料を収集した。
 

訴求商材

板チョコ（今後の販売戦略の為の情報収集）

商材種別

菓子

プロモーションルート

高等学校（高校）での出前授業／グループインタビュー

実施時期

2019年2月22日(金)、27日(火)、28日(水)

ターゲット

高校生

実施エリア・場所

東京都、神奈川県　3校

実施内容

学校内で5～10名のグループごとに実施。グループインタビュー参加生徒へ御礼として菓子数種類を配布。

実施先や参加者の反応

・バレンタイン時に、スーパーなどでチョコをあまり購入している人を見なかったです。
・チョコ以外もクッキーをあげる機会が増えています。
・盛り上がる一日ではありますが、男子はSNSに貰ったチョコを載せることはないです。
・お菓子コーナーと一緒にしないで、チョコの独立したコーナーを作るのはいかがですか。
・芸能人とパッケージをコラボ(特典ブロマイド付き)したら好きな人は購入すると思います。
・LINEなどの特定の画面を見せると割引きになるとか良いと思います。
・動画を見てメーカーのHPの詳細を見ようと思わなかったです。
・動画が短すぎるのでTik Tokで流行りそう。
・一枚に色んな人が載っているポスターはバレンタイン感を感じました。

考察

日頃から良好な関係性を構築できている協力学校に対し、グループインタビューの企画趣旨を説明するなかで、メーカーの商品開発やマーケティングに触れることができる貴重な機会にもなり得るという点を推し、スケジュールの調整なども図りながら前向きに協力していただける学校を手配することができた。こちらが指定する場所に集まってもらうのではなく、学校内でグループインタビューを実施することで、生徒が話しやすい雰囲気を作ることができた。放課後教室でいつもの仲間同士で参加してもらうことで、自然かつ率直な意見が得やすく、実際にそうした意見が多く出たことでメーカーの開発担当に有益な情報を提供できた。