生後1ヶ月の赤ちゃんから大人まで使える全身用保湿クリームの試供品を保育園でサンプリング。乳幼児期の保湿の重要性について啓もうするとともに、商品の認知拡大・購買促進を図った。

有名なスキンケアブランドから発売されている敏感肌用の全身用保湿クリームの試供品を、保育園の生後1ヶ月～3歳までの園児およびその保護者に配布した。新生児期や乳幼児期の保湿習慣がその後の肌のバリア機能を強化すると言われていることから、配布対象を指定した。
配布時期が乾燥が気になり始める11月～12月だったこともあり、「（0歳児の子どもにとって）初めての冬なので、保湿対策をどうしようかと思っていた。」「子どもも親自身も乾燥に困っていたのでとても助かる。」など、保護者からの好意的な声がかなり多く上がった。
また今回は職員に向けて、商品について分かりやすく書かれた資料を用意したことで、「私たちもよく理解し、配ることができました。」という声があり、保湿の大切さと商品の特徴をしっかりと保護者に伝えて配布してもらうことができた。
配布対象者向けのハガキアンケートの結果によると、約13%が実際に購入、約30%がお店で見たり・手に取ってみたという結果となり、購買促進に繋がるプロモーションとなった。

訴求商材

保湿クリーム

商材種別

フェイスケア／スキンケア製品

配布ツール

保湿クリーム10ml試供品（専用BOX入り）＋商品紹介リーフレット＋赤ちゃんと妊婦のための冊子＋動画紹介フライヤー＋アンケートハガキのセット

サンプリングルート

保育園

実施時期

2022年11月1日(火)～12月16日(金)

プロモーションターゲット

生後1ヶ月～3歳の園児及びその保護者

実施エリア・場所

全国の保育園 144園（47都道府県を網羅）

実施内容

園の職員から園児または保護者に手渡し配布

配布数

10,000部

実施先や受け取り手の反応

【保護者の声】
・子どもの乾燥に困っていたので嬉しい。
・どこの保湿クリームが良いか迷っていたので、サンプルをいただいて試せて良かった。
・子どもに何が良いのか、薬局へ行っても種類が多くて迷っていたので嬉しい。
・毎年1歳児の保護者より、保湿について質問されます。ほけんだよりで保湿剤の必要性を特集しているため、非常に嬉しいツールでした。
・配布翌日、3歳児男児より「クリームありがとう。お風呂あがってからママと塗ったよ」
【園スタッフ声】
・丁寧な説明文と目で見てわかる絵があって良かったです。ありがとうございました。
・写真付きで塗り方のポイントが書いてあったので良かった。お試しクリーム付きで、細やかな説明も付いていたので話しやすかった。
・保湿する大切さが分かりやすく明記されていたので良かった。保護者と子どもを大切にしてくれているのが伝わりありがたい。
・職員向けのサンプル、お気遣いありがとうございます。保育士は手洗いや消毒の機会が多く、保湿クリームは本当に嬉しいです。

考察

子ども向けのスキンケア案件は医療機関での実績が多いが、保育園での実施もかなり効果的であることが分かった。
施設に取ったアンケートによると、約64％の園が「保護者から子どものスキンケアについての相談を受けたことがある」と回答した。昨年幼稚園で実施した時の結果が約29%であり、保育園の保護者の方が”まずは保育園に相談”という行動を取っていることが分かった。
具体的な内容としては「乾燥で痒がる・搔きむしる」「どんなクリームを塗ればいいか分からない」「保育中も保湿して欲しい」などがあった。「病院に行くまでではないので、いいクリームがあれば知りたい」という声もあり、普段から多忙な保護者は、乾燥症状だけで病院にかかることはあまりなく、納得のいくホームケアをすることも難しい状況であることが分かった。
そのような保護者に対し、毎日の送り迎えで立ち寄る保育園で、普段から相談している職員からの紹介は大変効果的であり、購買意欲が高まることが期待できる。また配布ツールのリーフレットなども工夫することで、子どものスキンケアについて考えるきっかけになるのではないか。
また、今回3歳児までというセグメントをしたが、現場からは「4歳児以上も乾燥してるから全園児に配布したかった」という声も多数あり、年齢関係なくニーズがあることが分かったため、年齢セグメントはしない方が良いと思われる。