産婦人科の妊産婦に向けて、歯磨き粉と妊娠中の口腔ケアを大切さをまとめたリーフレットを配布。妊娠中の口腔ケアの意識付けと共に、商品の認知拡大を図った。

大手生活用品メーカーの歯磨き粉の試供品と妊娠中の口腔ケアの大切さについてまとめたリーフレットを、全国の産婦人科の妊産婦にサンプリング。妊娠中はつわりによるお手入れ不足や女性ホルモンの増加などで口の中が乱れやすく、歯周病やむし歯のリスクが高まる時期であり、それにより早産や低体重児出産を引き起こす懸念がある。
今回の企画を通して、「妊婦さんの口腔ケアの意識付けに役立った。」「妊娠中期にオーラルケアや歯肉炎の予防、早産の可能性と歯科健診を伝えるときに一緒に渡すことができた。」と、妊婦への指導や意識付けに役立たせることができたという声が多く聞かれ、実施医院に取った企画満足度のアンケート結果では約97%の医院が「（大）満足」と回答した。中々妊婦に向けた口腔ケア商材の企画がないことから、商品の認知拡大や口腔ケアの啓もうとともに、ブランドのイメージアップにも繋がったプロモーションとなった。

訴求商材

歯みがき粉

商材種別

オーラルケア製品

配布ツール

歯みがき粉試供品とリーフレットをPP袋にセット

サンプリングルート

産婦人科（産科）医院

実施時期

2022年4月8日(金)～7月8日(金)

プロモーションターゲット

妊産婦

実施エリア・場所

全国の産婦人科医院 255院

実施内容

医師・スタッフから妊産婦に配布ツールを手渡しで配布。
一部の院で妊婦対象の口腔ケアに関する個別アンケートを実施。（回収数：1,000枚）

配布数

31,500部

実施先や受け取り手の反応

・妊娠してから急に甘いものが食べたくなることが多いので、歯磨きしっかりやります。
・妊娠中の口腔ケアについて知らない方も多く、知識も得られ、安心して使用できる歯磨き粉も知ることができた。
・妊婦の意識付けになり非常に良かったです。
・1人産む毎に歯が悪くなると言われた方は特に喜んでいました。
・妊娠中は口腔内トラブルが多く、特にむし歯などの炎症は流早産につながるため、今後もぜひ行って欲しい企画です。
・つわりの時期など、歯磨きをする余裕がないと話す方もいます。口腔ケアのサンプルが配布されると、「やっぱり大切なんだ」と改めて感じるようです。手軽にケアできる商品の紹介もあったらより喜んでいただけるのではないかと思います。また同様の企画があるならぜひお願いしたいです。

考察

今回妊婦さん1,000人に個別に取ったアンケートによると、妊娠を機に口内環境が変化したと感じた人は約3割であった。変化の内容としては「歯茎が腫れやすくなった」「出血しやすくなった」が多く、「つわりで歯磨きができない」「口の中が常に気持ち悪い」「歯ブラシで嗚咽してしまう」等があり、口腔ケアしたくてもなかなかできない現状にあることがわかった。
今回は歯磨き粉の試供品を配布したが、通常の口腔ケアが難しい妊婦もいるため「ヘッドの小さい歯ブラシ」や「デンタルリンス」「フロス」等の配布も、妊婦にとっては口腔ケアの一助になり、その後の継続購入に繋がりやすいのではと感じた。